出世すればする程男社会となっていくのが、日本の会社です。実際管理職ともなればほとんどが男性なので、ビジネスのルールも同様に男性視点を意識するべきです。男と女の違いで一番言われるのが、女性は過程を重視して男性は結果を重視するという事です。
理由の一つとして子供の頃男の子はゲームや球技の勝ち負けがはっきりした事で遊び、女の子はままごと等皆で協調性を持つ遊びをした事が関係していると言われています。女性の仕事は周囲と協調の取れた居心地の良い物を理想と考えるので周囲から浮く行動は例え良い評価であっても躊躇します。対して男性の仕事ははっきりした上下関係であり、組織において自分のポジションがどこかを気にします。なので女性が上司になった場合、部下の男性への扱いは注意が必要です。媚びる必要はありませんが普段から相手の事を尊重して、改善点を言う時には相手の意見も認めつつ仕事なので割り切ってほしいとのスタンスで伝えるべきです。この時大切なのは相手の気持ちを無理に変えようとしない事です。気持ちの方向が違っても結果が良ければ良い男性にとって、気持ちまで指導されると嫌悪感を抱く人は多いです。万が一気持ちのすれ違いが仕事にとって悪影響でも自分に従うべきというスタンスは大きな溝を生みます。「自分はこういう経験があったからこう考えるけどあなたはどうですか」等感情ではなく経験、結果という男性にとって分かりやすいプロセスで話し合う事で、相手のプライドを保ちながら意見をすり合わせていく事ができます。